取り組み紹介
こうべ森と木のプラットフォームが行う4つの取り組み
地域の森林を育む、関わり創出、木材を活かす、ストック・流通支援についてご紹介します。
1. 地域の森林を育む
神戸市内の森林を守り・育むためのサポートをしております。森林の整備手法に関するご相談や木材の活用可能性など、プラットフォームに蓄積されたノウハウや事業例を踏まえご提案します。
取り組み内容
●ワンストップ窓口
●コーディネーターの派遣:森林整備
●コーディネーターの派遣:木材活用
ワンストップ窓口
森林整備を検討されている森林所有者、森林整備に関わりたい・活用したい企業や団体などのご相談に対応しています。ご相談の内容に応じて最適な内容を具体的に提案し、行政や関係主体との調整を行います。
例)森林整備メニューの提案、危険木等の確認
コーディネーターの派遣:森林整備
専門家を派遣し、森林整備の提案や関係者との連絡・調整を行います。
例)森林整備の提案、助成制度などの紹介、伐採した材の活用可能性などの提案
コーディネーターの派遣:木材活用
専門家を派遣し、木材の活用を目指した森林整備の方法や伐採木の選定、伐採手法の提案などを行います。
例)木材の活用事例の紹介、木材の活用可能性の検討、活用方法の提案
2. 関わり創出
さまざまな方が森林に関わるための機会を創出しております。森林に関わるあらゆる情報を発信共有することで、森林を育み・森林循環に貢献する担い手の発掘や育成を行います。
取り組み内容
●情報の共有・発信
●森林整備に関わる担い手の育成
情報の共有・発信
市内の森林整備や木材活用に関する情報を集めて発信しています。
例)メールニュースの配信、noteでの情報発信、神戸市産木材活用施設のマップ、フォーラムの開催
森林整備に関わる担い手の育成
神戸市の森林整備は、スギ・ヒノキの人工林よりも広葉樹林で行われるケースが多く事業者が少ないという現状があります。市内の森林への理解を深め、森林整備や木材活用に資する知見・技術を身につけていただくため、フォーラムや事業者向け研修などを実施しております。
3. ストック・流通支援
森林整備等で搬出された材をまちで活かすため木材活用に向けたリスクを分散するため、神戸市産材のストックヤードを神戸市で設置しています。プラットフォームは、ストックヤードの管理・運営、トレーサビリティの確保に向けた取り組みを進めています。
また、プラットフォーム参画者の製材・加工事業者等と連携し、流通支援や川上・川中・川下の情報交換を促進します。
取り組み内容
●ストックヤードの管理・運営
●トレーサビリティの確保
●神戸市産材の普及啓発
ストックヤードの管理・運営
森林整備で伐採した針葉樹・広葉樹の丸太や1次製材品をストックし、在庫情報の管理・共有を行っています。
ストックヤードの管理は、森林整備と木材活用をつなぐ仕組み(情報共有の場)としてプラットフォーム運営の大きな軸としており、流通に関わるプレイヤーも巻き込みながら運営や仕組みづくりを進めています。
また、在庫情報は、クラウド管理をしており、民間所有の神戸市産材の情報共有にも取り組んでいます。
例)ストックヤード2箇所(しあわせの村、森林植物園旧菊栽培苗圃)の管理、在庫情報の管理・共有
トレーサビリティの確保
神戸市産材の認証やブランド化に向けて、検討を進めています。
例)神戸市産材認証の仕組みの検討、ブランド化に向けた取組など
神戸市産材の普及啓発
公共建築の設計者や自治体等の視察対応も行っています。あわせて、神戸市産材を知っていただくための普及啓発を兼ねてイベントも年1回程度開催しています。
例)視察対応、イベント(マルシェ)の開催
4. 木材を活かす
森林整備や木材活用に関する提案と実現に向けた調整、伐採木情報の共有、木材活用に関わる人材育成などを行なっています。
取り組み内容
●森林整備や木材活用に関する提案と実現に向けた調整
●伐採木情報の共有
●木材活用に向けた情報提供や人材育成
森林整備や木材活用に関する提案と実現に向けた調整
川上~川下をつなぐコーディネート、広葉樹の活用に向けた働きかけ、木材活用などに取組みます。
例)立木調査・神戸市公共施設での活用に向けたコーディネート、整備で発生する伐採木の活用に向けた仕分けや助言、売却に向けた調査・提案
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川上~川下をつなぐコーディネート
これまでに実施されてきた森林整備事業や工事では、伐採された木材を十分に活用し切れていないのが現状です。その背景には、効果的な木材活用のために必要な手順が工事などの中に盛り込まれていないこと、行政担当者や事業者が経験を有していないことがあります。
そのため、搬出可能な伐採現場において、活用に向けたコーディネートを行っています。
木材の価値を高めるため、整備や工事までに用途を想定して選木や採材の基準を検討して助言したり、プラットフォーム参画者への活用に向けた意向調査等を行っています。また、取り組んだ事例のマニュアル化、共有などにも取り組んでいます。
伐採木情報の共有
森林整備や街路樹の更新などで伐採される樹木の情報を共有し、活用の可能性と幅を拡げます。
例)森林整備時・伐採時の活用に向けたコーディネート・伐採木の販売支援など
木材活用に向けた情報提供や人材育成
建築等でこれまで活用されてこなかった広葉樹等の活用に向けたカタログ作成や担い手の育成、先行地域視察の企画・コーディネートなどに取組みます。
例)神戸市産材カタログの作成、先行地域視察の企画・コーディネート、フィールド研修 など