こうべ森と木のプラットフォームは、
森や木に関する課題解決や新しい社会の創出に向けて、地域の森林に関わる・関わりたいと思う方が出会い、意見交換を行う場です。
森林所有者、整備にかかる方、木材を活用したいと思う方、行政など様々な立場の方にご参加(参画)いただけます。

多様な人たちが、出会い、知恵を絞り、森林を育み・活かす取り組みが生み出されることを目指しています。

  1. 情報や課題知恵を持ち寄る。
  2. 持ち寄り、交換することで、新たな取組の種が生まれる。
  3. それぞれの活動に持ち帰り、活かす。連携した活動が生まれる。

森林との関わりは長期間におよび、そして、多様な課題があります。
そこで、こうべ森と木のプラットフォームでの取組の1stテーマを、
「森林とまちをつなぐ。森林を地域で活かす。」と設定して4つの柱を軸に取り組んでいます。

●地域の森林を育む
●関わり創出
●ストック・流通支援
●木材を活かす

神戸市では、森林が市域の40%を占めています。
身近にある森を積極的に管理しながら、資源を有効に活用することで、魅力的で、持続可能な都市を目指します。


多種多様な樹種が混ざり合う都市山・六甲山

六甲山には、昔から自生していた樹種や、緑化のために植えられた樹種が混ざり合って、木々の生い茂る森がひろがっています。主な樹種としては、尾根のアカマツ、斜面を覆うコナラやヤマザクラ、谷に生えるエノキやムクノキ、最高峰の周辺に生えるブナ、南斜面に植えられているクスノキやイロハモミジ、外来種のオオバヤシャブシやニセアカシアなどがあげられます。これらの多くは広葉樹ですが、北斜面にはスギ・ヒノキ(針葉樹)の植林も多く、中には、森林所有者が枝打ちや間伐が続けてこられた森もあります。

人の暮らしとともにあった里山の森

ニュータウンや農村地域の周辺には、50~70年ほど前まで薪・柴・炭、肥料などを採るために利用されていた森がひろがっています。かつては15~30年周期で伐採されていた森ですが、伐られなくなった木々は大きく育ち、ナラ類(コナラやアベマキなど)の大径木を主体とする森となりました。このような森には、落葉性のサクラ類やツツジ類、常緑性のカシ類、ヤブツバキ、ソヨゴなど、多様な広葉樹が生育しています。

はげ山からの回復と里山の放置

六甲山でははげ山の緑化から約120年、農村地域などでは里山の利用停止から50年以上が経過し、森はかつてないほどに発達しました。発達した森があることで、災害の発生が抑制されたり、緑の豊かな風景を味わえたり、珍しかった鳥がふつうに見られるようになったり・・・と、私たちはたくさんの恵みを受けています。
一方で、大きく育った木々は、住宅や施設をおびやかし、田畑に影を落としています。ほかにも、管理が行き届いていない森からの土砂の流出、竹林の拡大、常緑樹の繁茂、生物多様性の劣化など、人の関わりが少なくなったことによって、さまざまな問題が生じています。

森と人との関係の再構築-積極的な管理と資源循環-

このような問題に対処するため、神戸市では、これまで人が関わってきた森に対して、積極的に手を加えていこうとしています。森の管理で伐採する木の中には、木材として有用なものもあるため、公共施設など建築物での活用や、家具材などの原木として流通事業者に販売する取組も進めています。森の課題解決と街の魅力化をうまく結びつけて、森の資源を循環させながら、都市と山とが隣接する神戸だからこその人と森との関わりを構築することにチャレンジしています。
あわせて、老木化・大木化して伐採せざるを得ない街路樹等を材として活用する取り組みも進めています。

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